日産の生産エンジン の歴史をモデル毎に紹介してます。

E型

E型
E15ET 1970年代後半の日産 の小型車はFR車のサニー系とFF車のパルサー系で構 成されていた。1980年代に本格的なFF車時代を迎えようとしていたが、小型乗用車用搭載エンジンとして1966年投入の「A型」にかわる小型、軽量、 高速型エンジンが必要となってきた。新しい「E型」エンジンはシリンダー中心間距離は「A型」と同じ82.5-90.0-82.5mmながら、シリンダー ブロックの全長短縮、コグドベルト駆動SOHC、パンケーキ型半球形燃焼室、ノックセンサー式点火次期制御、電子制御気化器など、当時の最新技術を採用し ていた。

特徴
水冷、直列4気筒、鋳鉄製シリンダーブロック、5ベアリング方式、アルミ合金 製鋳物シリンダーヘッドを採用している。

E型の系譜
1981 年、N10型パルサーマイナで「E13S型」(シリンダーボア=76.0mm、ストローク=70.0mm、排気量1270cc、シングル気化器付き、 75ps/6000rpm、10.7kgm/3600rpm)、「E15S型」(シリンダーボア=76.2mm、ストローク=82.0mm、排気量 1487cc、シングル気化器付き、85ps/5600rpm、12.3kgm/3600rpm)及び「E15E型」(同、EGI仕様で 95ps/6000rpm、12.5kgm/3600rpm)が設定された。
同年、フルモデルチェンジでFF化したサニーB11型に 「E13S/E15S/E15E型」が設定された。
1982年、1.5Lターボ付き「E15ET型」がB11型サニーマイナ、ルプリ 用として追加、性能は115ps/5600rpm、17.0kgm/3200rpmであった。
北 米向け仕様は82MYのB11型とN10型に「E15S型」が設定され、83MYではB11型&N12型に「E16S型」(シリンダーボア= 76.0mm、ストローク=88.0mm、排気量1596cc)そしてN12型に「E15ET型」が設定された。86.5MYのB12型及びN13型車に は「E16S型」とシングルポイントインジェクション(SPI)を採用した「E16i型」が採用された。
また欧州向けとして1.0L の「E10S型」(シリンダーボア=73.0mm、ストローク59.0mm、排気量988cc)が一部地域向けに設定された。

1980 年代後半になると、小型車のエンジンもさらに高い信頼性と高出力化の要求が強くなり、「E型」の後継機種として多弁タイプの「GA型」のが計画された。そ して、1987年「GA型」がサニー・パルサークラスの乗用車に搭載され始めると「E型」の小型車用主力機種としての役割は終了した。
し かし、「GA型」が投入された後も世界各地の日産の工場で生産されていたB11型やB12型用に「E型」エンジンは供給され続け、1997年では日産のメ キシコ工場で「E16S型」が生産されていた。



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